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2008年4月

「かりゆし」買ってホテル宿泊券ゲット



 県衣類縫製品工業組合(大坪慎治理事長)は、夏の正装として定着しつつある「かりゆしウェア」に対するこれまでの県民の愛顧に感謝しようと、かりゆしウェア感謝還元事業(共催・県ホテル旅館生活衛生同業組合)を実施する。


 同工業組合が県産のかりゆしウェアの証明として、市販のかりゆしウェアに張り付けている青色のタグ3枚を1口として応募すると、カヌチャベイホテル&ヴィラズの宿泊券(10組)や県内のシティー、リゾートホテル共通のペア夕食券(50組)、ペア昼食券(100組)が当たる。


 応募方法は、住所、氏名、年齢、性別、購入店舗名を書いた紙にかりゆしウェアのタグ3枚を張り付け、封書に同封して応募する。募集期間は5月1―9月1日(当日消印有効)。応募先は那覇市楚辺1-10-36朝日マンション「県衣類縫製品工業組合」。当選者は同組合のホームページとはがきで通知する。問い合わせは県衣類縫製品工業組合098(836)4700、県ホテル旅館生活衛生同業組合098(861)4166。


(琉球新報 2008年4月30日)


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「かりゆし」10年で8倍/県外・若者向け戦略必要



 1989年に「かりゆしウェア」の名称が生まれてから20年目。県衣類縫製品工業組合(大坪慎治理事長)の28日までのまとめによると、2007年のかりゆしウェアの生産数は37万4424着と10年前の約8倍に増えた。生産が好調に推移する一方、関係者からは「今後の展開をどうするか、業界全体として明確な戦略が描けていない」との指摘もある。(前田高敬)


 生産が大きく伸びた要因として挙げられるのは、2000年のサミットや05年以降の「クールビズ」の広がり。最近5年間の平均伸び率を見ても10%超の「高度成長」が続いている。


 07年は対前年比で2年ぶりのマイナスとなったが、業界内には「一時的なもの」(大坪理事長)との楽観的な見方が強い。


 県は中央官庁などでクールビズが始まった05年以降、県外販路の拡大などに重点を置いた支援を行っている。開襟シャツのみでなくボタンダウン式が増え、小ぶりな絵柄や淡い色遣いが増えるといった最近の変化も、こうした県外市場や若者向けの販売を意識したものという。


 一方で、かりゆしウェアの実際の販売枚数や売上額などは「各企業の企業秘密に触れる部分もあり、分からない」(同組合)のが実態だ。生産数も組合が発行する「竜柱」図柄のタグの枚数で把握しているにすぎない。


 関係者は「売れ行きが分からないのでは、今後の長期戦略も立てられない」と先行きを危惧しており、業界内の足並みはそろっていない。


 もともと「沖縄らしい観光を演出」するかりゆしウェア。環境への効果をより重視したブランド化に活路を見いだそうという動きもある。


 同組合は貝殻を使ったボタンや、月桃、サンゴの利用などで「人と自然を大切にする」かりゆしウェアの普及を目指す。


 実際にこれらの素材でかりゆしウェアを製造する業者はまだごく一部だが、同組合の伊良波勲事務局長は「いずれはウエアの収益でサンゴを植えるといった『循環型』産業を目指したい」と構想を語る。


 観光から環境へ。“成人”を迎えたかりゆしウェアの脱皮の動きが、今後注目されそうだ。


愛用者へ宿泊券


県衣類縫製品組合 県ホテル旅館組合


タグ3枚で抽選


 県衣類縫製品工業組合(大坪慎治理事長)と県ホテル旅館生活衛生同業組合(宮里一郎理事長)は5月1日から、かりゆしウェアのタグ3枚1口の応募で、リゾートホテル宿泊券などが当たる「かりゆしウェア感謝還元事業」を行う。「これまでの愛用に感謝する」(大坪理事長)趣旨のため、購入時期は問わない。


 最大で4人まで宿泊できるカヌチャベイリゾートの宿泊券(10組)のほか、県ホテル旅館組合加盟260のホテル・旅館で利用できるディナーペア券(1万円相当)が50組、同じくランチペア券(4000円相当)が100組に抽選で当たる。


 応募締め切りは9月1日で当日消印有効。竜柱の描かれたタグ3枚を住所、氏名、年齢、性別、購入店舗名を書いた紙に張り付け、封書で送る。あて先は県衣類縫製品工業組合、郵便番号900―0023、那覇市楚辺1の10の36、朝日マンション1階北側。


 抽選は9月10日。当選者に直接通知するほか、インターネットでも発表する予定。問い合わせは同工業組合、電話098(836)4700。


(沖縄タイムス 2008年4月29日(火)朝刊 9面)


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かりゆしウェア まだ伸びる素地は十分だ



 夏を待たずして早くもシーズン入りだ。街中やオフィスで「かりゆしウェア」を着用する姿が目立ち始めた。


 普及スピードに少し物足りなさは残るものの、県外でも閣僚や国会議員らを中心に波がじわりじわりと広がり始めた。好ましい現象だ。ゴーヤーは、テレビ番組などをきっかけに爆発的に広がった。かりゆしウエアも着心地のよさなどを売りに「全国区」となる素地は十分だ。


 ただ、少し気になるデータがある。


 県衣類縫製品工業組合のまとめによると、2007年のかりゆしウェアの生産枚数は37万4400枚で、前年に比べ2・2%減った。05年以来、2回目の前年割れである。


 同組合は、生産が落ち込んだ要因について「一定程度、県民に普及したため足踏み状態になっているのかもしれない」(伊良波勲事務局長)と分析する。市場に飽和感が出始めたことを懸念する声もあるようだ。


 しかし製品売り上げは、業種を問わず一時的に多少の増減の波があるのは避けられない。基調として上昇カーブで推移しているのだから、過剰に心配する必要はないのではないか。


 実際、売上総額は落ちていないどころか、県ホテル旅館生活衛生同業組合の07年度統計では4078万円と過去最高の販売実績となった。


 需要に陰りが出てきたことを気に掛けるより、消費動向など足元の実態をしっかり洗い直し、その上で前向きに対応する姿勢が大事だろう。価格面はどうか。デザインやカッティング、縫製は幅広い層の要求に応えているか。婚礼など公式の場で通用する高級志向の人も少なくない。


 多角的な観点から検証し、改めるベき点があればためらわずに改善する。そこからブランド戦略も生まれてくるはずだ。


 幸いかりゆしウエアは、広める会など多くの応援団をつかんでいる。地場産業の中核の一つになるぐらいの気概を持って業界は市場開拓に直進してほしい。


(琉球新報 2008年4月17日)


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かりゆしウエア生産2.2%減 市場に飽和感



 2007年のかりゆしウェアの生産枚数が前年比2・2%減の37万4400枚だったことが県衣類縫製品工業組合のまとめで分かった。前年割れとなるのは05年以来2回目。同組合の伊良波勲事務局長は「一定程度県民に普及したため足踏み状態に入っているのかもしれない」と、県民に広く定着したことにより、市場に飽和感が出始めているとの見方を示した。


 生産枚数は、同組合が県産かりゆしウエアの証明として発行する下げ札の数を集計したもの。


 一方、かりゆしウェアの普及に取り組む県ホテル旅館生活衛生同業組合が2007年度に販売したかりゆしウエアの売上総額は過去最高の4078万円になった。


 普及用として3000円台で販売しているものに加え、月桃繊維やウージ染めのものなど素材にこだわった単価の高いかりゆし(5000―6000円台)の販売数が増え1枚当たりの販売単価が上がったことが主な要因。


 販売枚数は、02年度の1万2328枚に次ぐ1万1971枚。高水準で推移しているが、05年度以降1万1000枚台が続いており足踏み感も漂う。


 ホテル組合の大城吉永専務理事は「一定程度普及し、新しいものを買う人が減ったのかもしれない」と分析する。


 県衣類縫製品工業組合の伊良波事務局長は「県外市場はもちろん県内にも女性、若者、観光客という市場がまだ残っている。市場のニーズ(要望)に合った商品開発が必要だ」と生産増への課題を述べた。


(琉球新報 2008年4月16日)


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県ホテル旅館組合、リゾートマップ寄贈



 観光タクシー乗務員資格認定者らの案内業務に役立ててもらおうと、県ホテル旅館生活衛生同業組合の宮里一郎理事長らは7日、資格認定を行っている沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)に、本年度のリゾートマップ10万部を贈った。


 リゾートマップは、同組合が1970年からほぼ毎年作製している。沖縄本島と那覇市の道路地図に、主要観光施設や宿泊施設などが紹介されている。100万部印刷され、ほぼ半分が県外の修学旅行生の事前学習用に出されているほか、会員ホテルなどで観光客に配られ好評という。


 宮里理事長は「10万部を活用してもらい、沖縄観光をアピールしてほしい」と述べた。OCVBの平良哲会長は「県内分の2割を頂き、ありがたい」と応じた。


 また、同組合販売のかりゆしウェアが、2007年度に過去2番目に多い1万1971着売れたことも紹介された。高級志向が進み、平均単価は前年度より50円近く上がり、過去最高の3407円になったという。


(沖縄タイムス 2008年4月8日(火) 朝刊11面)


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